将来に渡り安心して土地を管理していくために、
相続前の境界確定測量をおススメします。
境界ってなんですか?
境界ははっきりしておいた方がいいの?
境界確定測量とは?
境界確定測量は道路管理者や隣接土地所有者と境界立会をした後、境界確認書などを取り交わし、境界線を確定することです。相続した土地を兄弟で二つに分割する際には分筆登記が必要となりますが、そのためには境界確定済みであることが前提です。
日々、業務をしていると境界が原因でお隣同士が仲違いしているケースは少なくありません。
例えば、土地所有者の父親が亡くなる前にお隣との間にブロック塀を設置したため、どちらでブロック設置費用を負担したのかわからず、境界線の位置も不明な場合には注意が必要です。特にお隣と主張する境界線に相違がある場合には、仲違いのきっかけになる可能性があります。
このようなケースは当事者がご健在であれば簡単に確認できたはずです。生前に境界確定測量をして境界杭を設置し、お互いに図面を取り交わしておけば未然に防げるトラブルかもしれません。
境界確定測量は対象土地の境界トラブルを未然に防ぐだけでなく、境界確定測量に基づく図面を当事者の間で保管しておくことで、将来に渡り安心して土地を管理することができるのです。